コラム COLUMN
目に注射?硝子体注射が必要な病気とは
こんにちは。
三原市の「三原駅かなもと眼科」です。
硝子体注射は、目の中に注射をする治療法です。
「目の中に注射をする」と聞くと少し不安に思うかもしれません。
しかし、硝子体注射は治療法のなかった病気に対する先進的な治療法です。
硝子体注射では、抗VEGF薬という薬を注射します。
抗VEGF薬は、加齢黄斑変性症などの治療に効果があります。
先進的な治療法である硝子体注射と加齢黄斑変性症について、詳しくお話します。
加齢黄斑変性症とは、目の奥の「網膜」の中央の一番大切な部分の病気です。
網膜の中央部分に、異常なもろい血管が発生し、出血や浮腫を起こします。
この異常な血管のことを「新生血管」といいます。
加齢黄斑変性症の原因は、1つではなくさまざまなことが複合的に原因となることがあるでしょう。
紫外線や、喫煙、生活習慣の乱れなどが挙げられます。
症状は「見たいところが見えない」という中心暗点が代表的です。
ほかにも視力低下や「ゆがんで見える」こともあります。
加齢黄斑変性症のセルフチェックは、片目を閉じておこなってください。
まっすぐな線がゆがんで見えたり、途切れて見える場合は眼科を受診しましょう。
抗VEGF薬には、新生血管の発生や成長を抑制する働きがあります。
この薬を、硝子体という目の中の透明な組織に注射する治療法です。
注射は、期間を開けて持続的に打つ必要があります。
保険が適用される治療法ですが、費用が高額になる可能性は考えられます。
加齢黄斑変性症は今まで、治療法がほとんどありませんでした。
定期的な検査で経過観察したり、視力に影響のない場所へレーザーの治療をおこなうことしかできませんでした。
しかし、抗VEGF薬を硝子体注射することで状態を改善させることが可能になったのです。
加齢黄斑変性症や硝子体注射について気になることがある方は、当院にお気軽にご相談ください。
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