コラム COLUMN
「近視・遠視・乱視」の違いって何ですか?それぞれの見え方の違い
こんにちは。
三原市城町の「三原駅かなもと眼科」です。
視力が落ちて眼科に行くと「近視ですね」「乱視がちょっと入ってますね」といわれたことはありませんか。
「近視」や「遠視」、「乱視」はよく聞くけれど、改めて考えるとどう違うのかわからない、という方もいらっしゃるでしょう。
今回はこの3つの違いについて解説します。
「屈折異常」のタイプで分けられる「近視・遠視・乱視」
目でものが見えるのは、見えたものを視神経が感じ取り、脳に伝えているためです。
目はボールのように丸く、中に角膜と水晶体というレンズがあります。
目に光が入ることで、光は角膜や水晶体を通って網膜に像を作ることでものが見えるようになります。
網膜とは、目に入ってきた情報をうつすフィルムのような役割があるものです。
角膜には、焦点を合わせるために強い屈折力があり、網膜に焦点を合わせるように調整するのですが、焦点がずれるとピンボケのような状態になります。
このピンボケの状態を屈折異常といい、そのタイプによって「近視・遠視・乱視」に分けられるのです。
●近視とは
近視とは、近くのものはよく見えますが、遠くのものがよく見えません。
目に入った光が網膜まで届かず、手前で焦点を結ぶためです。
遠くにピントをあわせることができないため、必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズを装着します。
(出典:日本眼科医会「屈折異常と眼精疲労 5.近視って?」より) >
●遠視とは
「近視は近いものがよく見えて、遠視は遠いところがよく見える」と思われている方もいらっしゃいますが、そうではありません。
遠視は網膜より後ろの方で焦点が合っている状態で、本来は近いところも遠いところもぼんやりして見えます。
ただ、遠くをみるときは少しの調整で見え、近くをみるときは強い調整を必要とするため、目が疲れやすくなる傾向にあります。
(出典:日本眼科医会「屈折異常と眼精疲労 8.遠視って?」より) >
●乱視とは
乱視とは、縦方向と横方向を比べて、ピントが合う距離が違っている状態を「乱視」といいます。
焦点が合いにくく、ものが2重に見えたり、ぼやけて見えたりします。
ほとんどの人が乱視を持っていますが、強い乱視があると、視力の低下や目が疲れる原因になることもあるのです。
「近視と乱視」や「遠視と乱視」の両方を併発するケースもあります。
(出典:日本眼科医会「屈折異常と眼精疲労 11.乱視って?」より) >
眼鏡やコンタクトレンズで矯正して、眼科で見える視力を取り戻しましょう
JR三原駅からすぐの眼科「三原駅かなもと眼科」では、さまざまな検査で近視、遠視、乱視の診断をして視力検査を行い、眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。
屈折異常は多くの方に見られる症状で、ほとんどの場合病気ではありません。
ただ、見えにくく日常生活に不便を感じるため、眼鏡やコンタクトレンズなどで視力を取り戻しましょう。
当院は、土曜も18時まで診療しており、平日お忙しい方も通いやすい眼科です。
お車でお越しの場合、駅のロータリー駐車場か、高架下の大駐車場がご利用いただけます。
(三原駅かなもと眼科の「近視・遠視・乱視」については「一般眼科」のページへ) >
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