一般眼科 general
目に痛みや違和感などの不調がありましたら、
お早めにご相談ください。
当院では、眼精疲労、ドライアイ、白内障、緑内障、花粉症やアレルギー性結膜炎などをはじめ、近視・遠視・乱視など各検査のほか、眼鏡やコンタクトレンズの処方を行っています。
より丁寧な検査を行うために先進的な検査機器を活用し、患者さまそれぞれの症状に応じた適切な治療法をご提案させていただいております。
眼精疲労
眼精疲労とは、眼を酷使することにより、目のかすみや痛み・充血などの症状のほか、頭痛・肩こり・吐き気など全身の症状が現れ、睡眠や休息をとっても治らず、症状が十分に回復しない状態のことをいいます。
眼精疲労の症状が長引いたり、少しでも異変を感じたりしたら、お早目にご相談ください。
眼精疲労のワンポイント豆知識!
眼精疲労と疲れ目は違います!
医学的に眼精疲労と疲れ目は異なるものとされています。
疲れ目は、目の痛み、目のかすみ、瞼がピクピクするなど一時的な目の疲れのことを指し、睡眠や休息を取ることで自然と解消されます。
しかし、一時的なものだからといって疲れ目を放っておくと、頭痛や肩こり、吐き気など、全身に症状が出る「眼精疲労」となります。
ドライアイ
ドライアイは、涙の分泌量が減ったり、十分な量が分泌されていたりしたとしても涙の質が低下することで、目の表面を潤す力が弱くなってしまった状態を指します。
涙は目の乾燥を防ぐだけでなく、角膜や結膜の細胞に栄養を与える役割があります。
涙の量が不足したり、涙の質が低下したりしてしまうと、ドライアイの状態となるため目の表面に傷がつきやすくなります。
現在、日本では、ドライアイの患者さまは年々増加傾向にあり、約800~2,200万人もの方がいるといわれています。
ドライアイの症状がないかチェックしてみましょう!
以下の項目に該当する症状のある方は、お早めにご来院ください。
目が疲れやすい
目が乾燥する
物がかすんで見える
なんとなく目に不快感がある
目が痛い
目が赤くなりやすい
目が重く感じる
涙が出てくる
目がかゆい
光を見るとまぶしさを感じる
目がゴロゴロする
目やにが出てくる
当院では原因や症状に合わせて適切な点眼薬を処方いたします。
アレルギー性結膜炎 ※花粉症も含まれます
アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉やほこりなどのアレルギー反応を引き起こす物質(アレルゲン)が付着することで、結膜(まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜)に炎症が起きる病気のことをいいます。
アレルゲンとして考えられるもの
・花粉(季節性アレルギー)
春(1-5月)スギ花粉、春~初夏(3-5月)ヒノキ花粉、夏(5-7月)カモガヤ花粉、秋(8-10月)ブタクサ花粉
・ハウスダスト(家の中のチリやホコリ、ダニ、カビなど)(通年性アレルギー)
・ペットの毛や分泌物など(通年性アレルギー)
・コンタクトレンズに付着した汚れ(花粉やタンパク質など)
その他にも、さまざまなアレルゲンが存在します。
アレルギー検査は20分で結果がでます
アレルギー検査は指先から少量採血するだけ。
小さなお子さまでも受けられる検査です。
主な症状
・目がかゆい
・目が充血する
・目がゴロゴロして異物感がある
・涙が出る
・まぶたの裏にブツブツができる
・目やにの増加
これらの症状は、原因となっているアレルゲンを避けること(マスクやゴーグルの着用・掃除)が大切です。
アレルギー性結膜炎は、点眼薬・内服薬で症状を抑えることができます。
毎年、同じ時期にアレルギー性結膜炎を発症する場合は、症状がでてくる少し前から目薬で予防することをおすすめします。
近視・遠視・乱視
目の仕組みはカメラと似ており、カメラのレンズの部分にあたるのが角膜と水晶体、そしてフィルムは網膜にあたります。
目に光が入ると、角膜と水晶体で屈折し網膜にぴったり焦点が合った像を結べばはっきり見えます。
これを「正視(せいし)」といいます。
角膜と水晶体で光が屈折する力と、角膜から網膜までの距離が合わないと、焦点が合わずピンボケの状態になってしまいます。
これを「屈折異常」といいます。屈折異常は大きく近視、遠視、乱視の3つに分けられます。
近視とは
近視とは、目に入ってきた光が網膜まで届かずに、網膜よりも前で焦点を結んでしまう状態を指します。
そのため、近くのものははっきりとよく見えますが、遠くのものは見えにくくなってしまいます。
遠視とは
遠視とは、まったく調節しないときに網膜より後ろの方で焦点が合っている状態を指します。
遠くを見るときは少しの調節で見ることができますが、近くを見るときは強く調節をしないとはっきり見えないため、遠くでも近くでも調節が必要で疲れやすい目となります。
乱視とは
乱視は、目に入った光が角膜や水晶体のゆがみのため網膜のどこにも像を結ばない状態を指し、眼鏡で矯正できる「正乱視」と眼鏡で矯正できない「不正乱視」の大きく2つに分けられます。
焦点が合わないため、文字やものが二重に見えたり輪郭がぼけて見えたりするなどの症状が現れます。
検査・診断
検査では、角膜の屈折度や角膜のカーブの状態、眼球の屈折状態などを確認して近視、遠視、乱視の診断をします。
その検査結果をもとに視力検査を行い、裸眼で見える視力や眼鏡やコンタクトレンズで矯正して見える視力を検査します。
治療
屈折異常は多かれ少なかれほとんどの人にみられるもので、すべてが病気ではありませんので安心してください。
しかし、見えにくかったり目が疲れたりと、不自由を感じるようであれば眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。
不正乱視は眼鏡で矯正することができないので、コンタクトレンズで矯正します。
また老視(老眼)は、必要な視距離に合わせた眼鏡で視力を矯正します。