緑内障は早期発見が重要な理由を解説

こんにちは。
三原市の「三原駅かなもと眼科｣です。
 
緑内障は、早期発見が大切な眼疾患です。
緑内障は、病気の進行を食い止める治療法はありますが、既に出てしまった症状に対する治療法がありません。
早期に治療を開始することが大切なのは、このためです。
 
緑内障でも、普通の人と変わらず生活することは可能なのでしょうか？
病気の詳細や初期症状をお話します。
 
 

緑内障は、目の奥にある視神経がダメージを受ける病気です。
視神経とは、脳へ情報を送る役割をはたす大切な神経です。
そのため、視神経にダメージを受けると、視野（見える範囲）が欠けたり、見えない場所が発生したりしてしまいます。
 
緑内障は、最終的には失明に至る可能性がある疾患です。
しかし病気の進行は比較的ゆっくりなので、早期に発見して治療を開始すれば生活に支障がないまま過ごせる可能性が高いのです。
 
治療方法には「点眼治療」と「手術」があります。
初期の段階で発見できた場合は、点眼薬を使用します。点眼薬の効果は、使う人の病態によってさまざまです。
もし期待するほどの効果が得られなかったとしても、点眼薬の種類を変更すると効果が出る場合もありますので、検査しながらの通院が必須です。
 
 

視野が欠ける病気ですが、初期では視野の変化を感じないことが多いでしょう。
その理由は、目が２つあるからです。
私たちは普段、両目を開けて生活しています。
視野の異常は片目のみに発症することがあり、両目を開けていると気付かないことがあります。
片目を閉じて「見え方のチェック」をすることは、早期発見のためにおすすめです。
また、かすみ目や光をまぶしく感じるなど、普段と違う症状があるときには注意が必要です。
少しでも違和感があれば、眼科を受診して相談してみましょう。
 
 

無症状でも1年に1回、眼科での定期健診を受けることをおすすめします。
自覚症状のないときから治療を開始することが重要です。
緑内障と診断されれば、検査のための通院や毎日の点眼薬が必要になる可能性があります。
普通の人と変わりない生活を続けるために、定期的に通院するようにしましょう。
 
見え方を良好に保つことは認知症の予防にもつながります。
気になることがあれば、当院になんでもご相談ください。