コラム COLUMN
緑内障で大切な眼圧とは?
こんにちは。
三原市の「三原駅かなもと眼科」です。
緑内障は眼圧のコントロールが大切です。
緑内障の原因はさまざまですが、眼圧が高いことは原因のひとつです。
眼圧が高まると目の奥の視神経を圧迫します。
視神経がダメージを受けたことで視野が欠けてしまうのが、緑内障の病態です。
視神経にダメージを与えないために、眼圧のコントロールは大切です。
眼圧をコントロールするためにはどうすればよいのでしょうか?
緑内障の詳細と、眼圧の関係についてお話します。
緑内障は日本人の中途失明の原因の第1位の疾患です。
初期の段階では自覚症状がないことがほとんどですが、症状が進行すると視野(見える範囲)が狭くなります。
両目を開けていると気付かない視野の変化に、片目を隠すと気付くことがあります。
気になる方は、片目を閉じてチェックしてください。
一番大切なことは、自覚症状のない初期段階で緑内障を発見することです。
眼科は1年に1回、定期健診を受けることをおすすめします。
緑内障の治療では、眼圧を下げる点眼薬を使用します。
薬物療法以外に、手術をおこなう治療法もあります。
眼圧は、血圧と同じように目の「硬さ」のことをいいます。
目の中にある「房水」という液体の量が、眼圧の数値に影響を与えます。
眼圧は常に変化していて、1日のうちでも数値が変化します。
人によって適切な眼圧が違うので、緑内障では眼圧測定の定期検査が重要です。
眼圧の結果を通院のたびに確認しながら、点眼薬で眼圧のコントロールが取れているかの確認をします。
悪化すれば失明の危険性もある緑内障ですが、緑内障は数十年かけてゆっくりと症状が進行する疾患です。
点眼薬を使用した治療で、眼圧のコントロールが取れていれば、生活に支障が出ないままで過ごせる可能性も高くなります。
緑内障と診断されれば、医師の指示に従って定期的に通院することが大切です。
緑内障や眼圧について気になることがあれば、当院にお気軽にご相談ください。
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