コラム COLUMN
白内障の手術のタイミングは?人によって違います
こんにちは。
三原市の「三原駅かなもと眼科」です。
白内障は、手術を受けることで完治が可能な疾患です。
誰でも発症する可能性があり、進行して生活に支障がでるようになれば手術を受けることをおすすめします。
ところで「生活に支障が出る」とはどんな状況のことをいうのでしょうか?
「このくらいなら、まだいいかな?」などと誤った自己判断で白内障の手術を先延ばしにすることにはリスクがあります。
今回は、白内障の手術を受ける適切なタイミングについてお話します。
白内障で視力に影響が出ても、生活するのに困らなければ無理に手術を受ける必要はありません。
眼科へ通院して、定期的に検査を受けるようにしましょう。
しかし、以下のような場合は手術を受けることをおすすめします。
●眼鏡をかけても見にくくて困る
●物や人にぶつかる
●目が疲れる
●食事の彩りが分からない
●外出に不安を感じる
一般的に視力が、0.8~0.6程度まで下がってしまうと手術を検討する方が多いです。
足腰が丈夫なうちに、白内障の手術を済ましてしまった方がよいという考え方もあります。
また、白内障の他に持病をお持ちの方は、手術が受けられなくなる危険性があります。
早めに手術の時期を検討することをおすすめします。
白内障の手術を受けずに症状を放置することにはリスクがあります。
1.白内障以外の眼疾患の発見が難しくなる
手術をせずにいて水晶体が濁ると、目の中や、一番奥にある網膜の観察が難しくなってしまいます。
白内障が原因で視力が低下しているのか、他の原因で視力が低下しているのかの判断もできません。
失明のリスクもあります。
2.白内障手術の難易度が上がる
本来、白内障の手術は難しくないものですが、過度に進行すると手術の難易度が上がってしまいます。
手術への不安があるからといって、手術を先延ばしにし過ぎない方がよいでしょう。
白内障の手術を受けるタイミングは、自分で決めることができます。
しかし、生活に支障が出ているときには、なるべく早く手術の時期を検討することをおすすめします。
手術のタイミングは、医師から提案する場合もあります。
気になることは、当院にご相談ください。
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