コラム COLUMN
光干渉断層計(OCT)とは?緑内障の診断に欠かせません
こんにちは。
三原市の「三原駅かなもと眼科」です。
光干渉断層計(OCT)は、眼科の検査機器です。
緑内障の早期発見に役立つ先進的な機械で、目の奥の網膜や神経を立体的に撮影できます。
緑内障では、神経がダメージを受けます。
一度傷ついた神経を元に戻すことはできないので、緑内障は早期発見が大切なのです。
この機械は網膜の病気や、緑内障の診断に欠かせません。
OCTで発見できる病気には、他にどんな病気があるのでしょうか?
今回は光干渉断層計(OCT)について、お話しします。
OCTは、目の奥に光を当てることで構造を観察でき、あらゆる眼疾患の早期発見に役立つ機械です。
緑内障の自覚症状がない状態から、早期に緑内障を発見できるのです。
検査による目のダメージはなく、痛みもありません。
人によっては少しだけまぶしく感じることがありますが、検査時間は数分で済みます。
どうしてそんなことができるのか、OCTのしくみを解説します。
OCTを使うと、目の奥の網膜や視神経の断面が撮影できます。
断層の状態が分かることは、あらゆる眼疾患の初期状態を発見するのに役立ちます。
緑内障は視神経がダメージを受ける病気です。
OCTでは、視神経の状態も詳しく観察できます。
神経の厚みを正常と比べることが可能です。
前回の検査からの変化も一目瞭然なので、病気の進行具合も分かります。
OCTを使用すると網膜や視神経の断面が撮影できます。
網膜に出血や浮腫が起きる疾患では、診断と治療に欠かせません。
OCTで発見できる病気の代表例をご紹介します。
●加齢黄斑変性症
●糖尿病網膜症
●緑内障
●中心性漿液性網脈絡症
これらの疾患に加えて、さまざまな眼疾患の診断に必要な機械です。
光干渉断層計(OCT)は、網膜や視神経の状態を観察する画期的な方法です。
断層で撮影できるので、出血部位や視神経の萎縮の具合が一目瞭然です。
さまざまな眼疾患の早期発見に役立ちます。
一定の年齢以上の方は、一度OCT検査を受けることをおすすめします。
正常な状態を一度撮影しておけば、違和感を感じたときに検査結果を見比べることができますよ。
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